【鬼滅の刃】「笑止千万」の意味 p.39
みなさんは、「笑止千万」の意味をわかりやすく説明できますか?四字熟語(4つ以上の漢字の組み合わせ)はむずかしいですね。
「笑止千万」の意味
「奪うか奪われるかの時に、
主導権を握れない弱者が、
妹を治す?仇を見つける?」
「笑止千万!!」
・・・・・・・・・・
「悉く力で強者にねじ伏せられるのみ!!」
出典:吾峠呼世晴(2016年)『鬼滅の刃1巻』株式会社集英社(p.39)
「笑止千万」は「しょうしせんばん」と読みます。笑止千万は四字熟語です。
「笑う」+「止まる」+「千」+「万」という語からできています。
「笑止」は笑うべきこと、ばかばかしいという意味の熟語です。
「千万」は「普通の程度を超えている」という意味の熟語です。
漢字を覚えるにはヒントが必要なので、「笑いが止まらないほどばかばかしい」と覚えると、記憶しやすいでしょう。
例文:「笑止千万な振る舞い」
参考:goo辞書
「千万」は他の言葉の後ろについて、前の言葉を強調する働きがあります。
例:迷惑千万・・・迷惑の程度が普通ではない
例文:「迷惑千万な話だ。」
参考:四字熟語辞典
【鬼滅の刃】まとめ:「笑止千万」
義勇が「笑止千万」と言うのは、炭治郎が義勇に禰豆子を殺さないようお願いした後の場面です。
炭治郎の言動がばかばかしく、義勇にとっては話にならないということをこの四字熟語で表現しています。
炭治郎は願望だけで話していて、現実を分かっていないのですね。それが義勇にとっては、ばかばかしいのです。
炭治郎のことを、この場面では「主導権を握れない弱者」と言っています。主導権とはイニシアチブ(initiative)です。弱者は、弱い者、社会的に弱い立場の者です。弱者の反対の言葉は、強者です。
主導権を握る・・・heve(gain) the initiative
主導権を失う・・・lose the initiative
opposite word・・・弱者⇔強者
禰豆子を殺されてしまうかもしれない場面で「主導権を握れない弱者」である炭治郎が、どうやって禰豆子を生かし、治せるのでしょうか。
その上、仇(敵)を見つけるとはばかげたことだ・・と言っているのでしょう。
笑【音読み】ショウ 【訓読み】わらう・ えむ
止【音読み】シ 【訓読み】とまる・ とめる・とどまる・
とどめる・やめる・やむ
千【音読み】セン 【訓読み】ち
万【音読み】マン・ バン 【訓読み】よろず